ASUS Chromebook Detachable CM3 CM3000DVA-HT0019 のタッチスクリーン LCD 取り外し

 ASUS Chromebook Detachable CM3 CM3000DVA-HT0019。
 ASUS 社のタブレットにもなる Chromebook ですが、今回はこれを分解しました。
 分解といってもタッチパネル LCD を取り外しただけではあります。
 何かの参考になれば。

CM3000DVA-HT0019キーボード付けた状態で撮り損ねた

CM3000DVA-HT0019CM3000DVA-HT0019

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QNAP NAS ファームウェアリカバリ時の「No space left on device」「Error code: FW006」エラーへのひとつの対処法

* この記事の画像は、クリックまたはタップすることで画像のみが表示されます。

【まえがき】

 およそ3年弱ぶりの更新。なんてこった。
 ばたばたしているのにかまけて更新をサボっていたのですが、今回は数日間にわたってドハマりした作業だったので、書かずにはいられませんでした。ダラダラ書き連ねていますが、お付き合いいただけましたら幸いです。

【要約/Summary】

 本稿では、QNAP 社製 NAS のファームウェアリカバリ後の手動更新時、「Cannot write: No space left on device」「System update failed. Firmware failed to extract. Error code: FW006」エラーが生じた際にそれを回避することに成功した事例を扱っています。
 具体的には、更新をかけたいファームウェアの img ファイルを入れていた USB フラッシュメモリ内に HDA_ROOT/update フォルダを作成し、それに /mnt/update シンボリックリンクを作成することにより上記現象を回避し手動更新に成功しました。

 This post explains a way to avoid the “No space left on device” and “System update failed. Firmware failed to extract. Error code: FW006” errors that can occur when updating QNAP NAS firmware manually.
 I solved these errors by creating a “HDA_ROOT/update” folder in the USB flash containing the firmware IMG file for update, and then creating a “/mnt/update” symbolic link to that folder.

TS-673 画像は QNAP 社 Web サイトよりお借りしております

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 毎度のお約束ではありますが、これから記載する記事・情報は あくまで一事例であり、全ての同様の状況において効果的である、もしくは、情報に再現性のある保証はありません。 同様の現象を抱えており、以下情報をもとにお試しになる方は「うまくいったらラッキー」程度にお考えください。 また、意図しない結果となった場合にも当方は一切の責任を負いかねますので、自己責任でお願いいたします。とりわけ、本稿は NAS を取り扱うもので、作業により重要なデータの損失が発生する恐れもあります。十分にご留意ください。

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HP サーバ ProLiant MicroServer Gen8 へ Intelligent Provisioning を再インストールができない場合のひとつの対処法

 HP のサーバ ProLiant MicroServer Gen8 で、Intelligent Provisioning (というか、RAID コントローラのユーティリティ) を起動しようとしたところ、以下のようなメッセージが出てハングしてしまいました。

Error Messageこんなエラーメッセージ

[2.107239] Initranfs unpacking failed: LZMA data is corrupt
[2.388508] Kernel panic - not syncing: VFS: Unable to mount root fs on unknown-block(0,0)
[2.389103] Pid: 1, comn: swapper Not tainted 3.0.76-0.11-default #1
[2.389557] Call Trace:
[2.389741] [<ffffffff81004945>] dump_trace+0x75/0x310
[2.390119] [<ffffffff81459893>] dump_stack+0x69/0x6f
[2.390489] [<ffffffff8145992c>] panic+0x93/0x201
[2.390835] [<ffffffff81bef1ec>] mount_block_root+0x164/0x27f
[2.391255] [<ffffffff81bef453>] prepare_namespace+0xfd/0x16b
[2.391673] [<ffffffff81bee8ef>] kernel_init+0x29d/0x2d0
[2.392076] [<ffffffff814656e4>] kernel_thread_helper+0x4/0x10

 …ですって。なんのこっちゃ。Kernel panic かぁ。
 そこで、Intelligent Provisioning を再インストールすれば改善するのではと考え、試したものの、正常に完了させるには一工夫が必要であった、というお話です。

 毎度のお約束ではありますが、これから記載する記事・情報は あくまで一事例であり、全ての同様の状況において効果的である、もしくは、情報に再現性のある保証はありません。 同様の現象を抱えており、以下情報をもとにお試しになる方は「うまくいったらラッキー」程度にお考えください。 また、データ消失等、意図しない結果となった場合にも当方は一切の責任を負いかねますので、自己責任でお願いいたします。

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DELL Latitude E7250 へ Windows 10 をクリーンインストールした際の「ほかのデバイス」にデバイスドライバを適用する

 「デバイスドライバを当ててみた」シリーズ。
 今回は DELL のノートPC Latitude E7250 に Windows 10 をクリーンインストールし、Windows Update を執筆時点の最新の状態まで適用させてもなお、正常にドライバがインストールされていないデバイスについて取り上げます。
 デバイスドライバ全般については、「「デバイスドライバ」について」ページでも概説しておりますので、こちらも併せてご参照ください。

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DELL ワークステーション Precision T5600 の「HDD0」~「HDD3」SATA ポートに HDD を接続して Windows 10 をクリーンインストールした

 3カ月ぶりの更新。ご無沙汰です。
 記事更新をサボっていたわけでは断じてないのですが、ちょいとバタバタしていたのと、記事にするほどのこれぞといったネタもなかったことから、ここまで引っ張ってしまいました。反省。
 今回は DELL のワークステーション、Precision T5600 にまつわるお話です(多分 T3600 とか T7600 とかでも同様かと)。

DELL Precision T5600DELL Precision T5600 (画像は DELL Webサイトよりお借りしました)

 この機種、内部に SATA ポートをいくつか備えており、そのうち4ポートには「HDD0」~「HDD3」との記載があり、もう2ポートには「SATA0」、「SATA1」との記載があります。

DELL Precision T5600 SATA ConnectorsPrecision T5600 の SATA ポートたち

 この記事を検索で見つけられた方は既にご存知かもしれませんが、このポートに SATA ケーブルを挿し込んで HDD 等をつないでも、そのストレージは BIOS 上では認識されるものの、Windows インストール時に見つからないという現象が生じます(RAID 拡張カードが増設されている場合にはまた別の現象となります)。ちなみに、本稿執筆時点でさくっと検索した感じ、国内外問わず意外とこの現象につまづいている事例が見られます。
 今回の記事は、前者4ポートのいずれかに HDD/SSD を接続し、そのストレージに Windows 10 をクリーンインストールしたお話となります。

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Acer ノートPC Aspire ES 13 の eMMC 搭載モデルに2.5インチ SSD を増設した話

 ものすっごい久々の更新です。

 AcerのノートPC に、「Acer Aspire ES 13」というシリーズがあります。
このPCには、HDD搭載モデルとeMMC搭載モデルとがあるのですが、今回のお話は、そのうちのとあるeMMC搭載モデル機器(ES1-332-F14P/K)に対し、2.5インチSSDを増設したお話となります。
 最終的には増設ができたのですが、なかなかすんなりとはいきませんでした。

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Lenovo IdeaPad Y480 へ Windows 10 をクリーンインストールした際の「ほかのデバイス」にデバイスドライバを適用する

 「デバイスドライバを当ててみた」シリーズ。
 今回は Lenovo のノートPC IdeaPad Y480 に Windows 10 をクリーンインストールし、Windows Update もひととおり行った後にもなお「ほかのデバイス」としてデバイスマネージャ上で表示されるデバイスについて取り上げます。
 デバイスドライバ全般については、「「デバイスドライバ」について」ページでも概説しておりますので、こちらも併せてご参照ください。

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Lenovo ThinkCentre Edge 72 における、通電直後にビープ音が鳴り自動的に電源が切れる症状へのひとつの対処法

 Lenovo 社の PC ThinkCentre Edge 72 Small。

ThinkCentre Edge 72 Small画像はLenovo.comさんより

 このPC がこの度、「起動不良」コンディションで入庫しました。
 具体的にどう「起動不良」かといいますと、電源を投入して程なくビープ音が2回鳴り、その後勝手に電源が切れる、といったものです。

 メモリスロットにホコリでも混入したか、と思い、メモリを挿し直ししても症状が出ます。試しに他のメモリに交換しても相変わらず。メモリスロットが4つあるので、全てのスロットで試してみてもダメ。

 なんだろうなぁ、と思いながらいろいろと検索しておりますと、それっぽい情報がありました。
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ASUS グラフィックボード Strix GTX 980 ti のファンを分解して修理する (後編)

 前回の記事で、ASUS グラフィックボード Strix GTX 980 ti のファンが故障したので、自分で直そう!となったのですが、分解の結果、どうやら軸受けが摩耗しているような感じであったので、軸受けを交換することにしました。

Original bearingASUS Strix GTX 980 ti の GPU ファンの軸受け

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ASUS グラフィックボード Strix GTX 980 ti のファンを分解して修理する (前編)

 店頭で備品として使用している、ASUS グラフィックボード Strix GTX 980 ti。

ASUS Strix GTX 980ti

 この冷却ファンが、どうやら故障したようです。

 どのように故障したかというと、なんというか、「ブルルン、ガタガタ」といった具合になるのです。多くの場合、回転をはじめてほどなくして停止し、また緩やかに回り始めるというものを繰り返します。たまに何の気まぐれか、ぼちぼち回転してくれているときにも、「キュルルン、チュチュン」などと、それはもうなかなかの音を出しています。イメージとしては、駅前の樹木にとまっている大量の小鳥がさえずっているような感覚です。
 Strix GTX 980 ti には3つのファンが搭載されていますが、そのうち真ん中のファンはあまり異常はなさそうな雰囲気なのですが、左右の2つのファンはよろしくなさそうな様子でありました。

 故障の原因に心当たりは…なくはないです。実は故障する少し前、ASUS のグラフィックボード制御ユーティリティ「AI Suite」で、ファン回転率を手動で変更していました。はっきりとは覚えていないのですが、多分80%~90%に設定していた気がします。で、それで PC をつけっぱなしでフル稼働させておりましたら、いつの間にか「ブルルン、ガタガタ」、「キュルルン、チュチュン」ですよ。
 確実にこれが原因だ!と断定はできないのですが、このくらいしか心当たりがありません。いらんことしちまった。

 幸い、モニタリングソフトなどでGPUの温度を確認してみると、ファン故障前と比べてそこまでの温度上昇は認められなかったため、直ちにどうこうなるものでもなさそうではありましたが、なにぶん騒がしいのと、やっぱりなんだかんだできちんと冷やしてくれていない感が二重に精神衛生上よろしくないことから、何とかすることにしました。

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