QNAP NAS ファームウェアリカバリ時の「No space left on device」「Error code: FW006」エラーへのひとつの対処法

【9.ファームウェアアップデート成功、そしてそのあと】
 前頁までで、HDD / SSD はおろか、内部ストレージすら完全に取っ払われていた QNAP NAS の復旧に成功しました。先の手順内でも触れたとおり、作業の勘所は「HDA_ROOT/update」フォルダをどこに作成するか、というところでありました。
 これまでファームウェアのアップデートを行う際には、半ば思考停止状態でコマンドを打ち込んでおりましたが、何とヌルいことをしていたのかと反省しきりであります。

 ちなみに、本作業は数日にわたってガチャガチャと取り組んでいたのですが、今回適用させたファームウェアははじめに取り組んだ際には最新の安定板として提供されておりましたが、アップデートに成功した段階でさらに新しいファームウェアの提供が始まってしまっておりました。

Firmware Update via Qfinder

 まぁでもこれ、考えようによって、 Qfinder 経由でもアップデートできるようになっているか否かを検証できる好機を図らずも得られたとも捉えられましたので、さっそくアップデートを試みることに。

Finished Firmware Update via Qfinder

 バッチリでした。
 組み込んだ HDD も正常に構成が完了し、データの保存ができることも確認しました。

【あとがき】

 なお、あれだけ探して見つからなかった USB DOM なのですが、なぜか無線 LAN モジュールの保管している場所にありました。なんで?しかもちょい古めの mSATA SSD も紛れていたし。細かいもの、ってので集めていたのか?

USB DOM

 もちろん、USB DOM の中にも無事にファームウェアを流し込めました。

 * * *

 今回の作業で得られた教訓は二つ。

 1. その作業を行う意図を考えて、適宜適切に処理をする
 2. テキトーに整頓しない

 以上。

【2021/07/13:新規投稿】

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