Legacy 環境における DELL PERC H310 の IT モード化

 はじめに、USB メモリからブートさせるために FreeDOS USB メモリを作成します。
 Rufus を使うのが便利です。

Rufus FreeDOS USB メモリ作成

 作成すると中身はこんな感じになります。

Rufus FreeDOS USB メモリ作成

 次に、必要なファイル群を集めます(リンクは2026年8月現在有効なものです)。

1. LSI SAS HBA Crossflash guide and toolset 2023 by LRQ3000 v1

https://github.com/lrq3000/lsi_sas_hba_crossflash_guide/releases

GitHub LSI SAS HBA Crossflash guide and toolset 2023 by LRQ3000 v1 ページ

 ここの「Source_code(zip)」をクリックしてダウンロードします(Windowsの場合)。
 中身はこんな感じ。

LSI SAS HBA Crossflash guide and toolset 2023 by LRQ3000 v1 内容物一覧

 たくさんのファイルがありますが、この中で使用するのは以下のものです。

 ・MegaRec.exe : MegaRAID (IR)ファームウェアの消去に使用
 ・sbrempty.bin : SBR(Serial Boot Register)の初期化に使用
 ・DELL_6GBPSAS.FW : Dell 純正ファームウェア(中間ステップ用)
 ・sas2flsh.exe(P20版) : フラッシュツール本体(これがある種、今回の鬼門)
 ・2118it.bin(P20版) : 最終目標の LSI 9211-8i IT モードファームウェア

 (・MegaCli.exe:SAS アドレス確認用。今回は使用しません(できません)でした。使用には追加コンポーネントが必要な場合があります)

2. dos4gw.exe

https://github.com/open-watcom/open-watcom-v2/tree/master/bld/redist/dos4gw

GitHub open-watcom-v2 dos4gw.exe ページ

 MegaRec.exe を正常に動作させるために必要です。

3. 古めの sas2flash.exe(p07あたり。今回のハイライト)

https://files.hddguru.com/download/SCSI/Firmware/Broadcom/sas2flash/

HDDGURU FILES sas2flash ページ

 ダウンロードは右側のダウンロードアイコンから行います。
 p07.7z のところに「I *think* P7 was the last version to force override NVDATA mismatch」とご丁寧に記載してくださっています。

 これは、最後に 2118it.bin を書き込むために使用します。

 2118it.bin を書き込む寸前までは sas2flsh.exe(P20 版)を用いて、この bin を書き込むときのみに P07 版を使用しました。初めからこの古めの sas2flash.exe 一本でもいいのかもしれませんが、未検証です。
 今回この P07 版については、「sas2f_p7.exe」とリネームしました。実際には、P07版は「sas2flash.exe」と、P20版とは名前が異なる(flash の「a」の有無)のため、そのまま FreeDOS USB メモリに投入しても OK ですが、名前が9文字のため、FreeDOS起動後に(8文字までしか表示されない、省略された)FreeDOS 内の名前を事前に確認しておく必要があります。

 最終的に、USB メモリの中身はこのようになりました。

各ファイル配置後の USB メモリ内容物

 これで下準備は整いました。

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