Lenovo ThinkCentre Edge 72 における、通電直後にビープ音が鳴り自動的に電源が切れる症状へのひとつの対処法

 Lenovo 社の PC ThinkCentre Edge 72 Small。

ThinkCentre Edge 72 Small画像はLenovo.comさんより

 このPC がこの度、「起動不良」コンディションで入庫しました。
 具体的にどう「起動不良」かといいますと、電源を投入して程なくビープ音が2回鳴り、その後勝手に電源が切れる、といったものです。

 メモリスロットにホコリでも混入したか、と思い、メモリを挿し直ししても症状が出ます。試しに他のメモリに交換しても相変わらず。メモリスロットが4つあるので、全てのスロットで試してみてもダメ。

 なんだろうなぁ、と思いながらいろいろと検索しておりますと、それっぽい情報がありました。
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ASUS グラフィックボード Strix GTX 980 ti のファンを分解して修理する (後編)

 前回の記事で、ASUS グラフィックボード Strix GTX 980 ti のファンが故障したので、自分で直そう!となったのですが、分解の結果、どうやら軸受けが摩耗しているような感じであったので、軸受けを交換することにしました。

Original bearingASUS Strix GTX 980 ti の GPU ファンの軸受け

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ASUS グラフィックボード Strix GTX 980 ti のファンを分解して修理する (前編)

 店頭で備品として使用している、ASUS グラフィックボード Strix GTX 980 ti。

ASUS Strix GTX 980ti

 この冷却ファンが、どうやら故障したようです。

 どのように故障したかというと、なんというか、「ブルルン、ガタガタ」といった具合になるのです。多くの場合、回転をはじめてほどなくして停止し、また緩やかに回り始めるというものを繰り返します。たまに何の気まぐれか、ぼちぼち回転してくれているときにも、「キュルルン、チュチュン」などと、それはもうなかなかの音を出しています。イメージとしては、駅前の樹木にとまっている大量の小鳥がさえずっているような感覚です。
 Strix GTX 980 ti には3つのファンが搭載されていますが、そのうち真ん中のファンはあまり異常はなさそうな雰囲気なのですが、左右の2つのファンはよろしくなさそうな様子でありました。

 故障の原因に心当たりは…なくはないです。実は故障する少し前、ASUS のグラフィックボード制御ユーティリティ「AI Suite」で、ファン回転率を手動で変更していました。はっきりとは覚えていないのですが、多分80%~90%に設定していた気がします。で、それで PC をつけっぱなしでフル稼働させておりましたら、いつの間にか「ブルルン、ガタガタ」、「キュルルン、チュチュン」ですよ。
 確実にこれが原因だ!と断定はできないのですが、このくらいしか心当たりがありません。いらんことしちまった。

 幸い、モニタリングソフトなどでGPUの温度を確認してみると、ファン故障前と比べてそこまでの温度上昇は認められなかったため、直ちにどうこうなるものでもなさそうではありましたが、なにぶん騒がしいのと、やっぱりなんだかんだできちんと冷やしてくれていない感が二重に精神衛生上よろしくないことから、何とかすることにしました。

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RAID 構築した NEC Express5800/52Xa に Windows 8 を再セットアップしようとしたら少々つまづいたが、何とかなった

 以前の記事で、NEC ワークステーション Express5800/52Xa に搭載された HDD がうまく認識しなかったが色々やっていたら認識されるようになったというものを扱いましたが、その記事をご覧下さいました、東京都在住のお客様から、「付属のセットアップディスクを用いて、RAID 0 で構成したHDD に対して同様の手続きを試したが、うまくいかない」というご質問を頂きました。

 なんと。
 うまくいかないと。

 これは一体どうしたことだろう、ということで、診させて頂くことになりました。

 最終的な目標は、① RAID 0 で HDD を構成 の上、② 付属の再セットアップディスクを用いて Windows 8 Pro 64bit をインストール、となります。

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Lenovo YOGA BOOK ZA160003JP へ Windows 10 をクリーンインストールした際の「ほかのデバイス」にデバイスドライバを適用する

 「デバイスドライバを当ててみた」シリーズ。
 今回は Lenovo の2in1 タブレット YOGA BOOK ZA160003JP へ Windows 10 Home (64bit) をクリーンインストールの後、デバイスドライバを適用しました。
 デバイスドライバ全般については、「「デバイスドライバ」について」ページでも概説しておりますので、こちらも併せてご参照ください。

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NEC LAVIE Tab W TW710/S2S PC-TW710S2S へ Windows 10 をクリーンインストールした際の「ほかのデバイス」にデバイスドライバを適用する

 「デバイスドライバを当ててみた」シリーズ。
 今回は NEC のタブレット LAVIE Tab W PC-TW710S2S へ Windows 10 Pro (32bit) をクリーンインストールの後、OS標準のものでは正常に適用されないデバイスドライバを適用しました(一部、Windows Update により提供されているデバイスドライバについては省略されています)。
 デバイスドライバ全般については、「「デバイスドライバ」について」ページでも概説しておりますので、こちらも併せてご参照ください。

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HP 14-r200 シリーズのノートPC 14-r237TU のメモリ増量

 HP社のノートPC HP 14-r200 シリーズの一つ、 14-r237TU に対するメモリ容量アップのお話です。

HP 14-r237TUHP 14-r237TU

 情報を調べたり実際にメモリスロットカバーを開けたりするとわかる通り、この機種は、メモリスロットが一つしか搭載されていません(HP 14-r200 シリーズのうち、スタンダードモデルである「HP 14-r229TU」については2スロット用意されているのですが)。そのため、例えばこの機種のメモリを8GBにしたいとなると、現在取り付けられている 4GB メモリを取り外して、8GB メモリに交換する必要があります。で、今回はまさに 8GB にしたかったのです。
 しかし、HPのWebサイトにある仕様書を見てみると、「4GB (4GB×1) DDR3L-1333MHz (最大4GB)※4」の記載が。さらに注釈(※4)を見てみると、

「インテル(R)Celeron(R)プロセッサー搭載モデルに搭載されているメモリは PC3-12800 (1600MHz) ですが、仕様上 1333MHzで動作します。本製品のメモリスロットはユーザーがアクセスできるタイプではありません。上記仕様により最大メモリ数は標準搭載のメモリ値としています。

HP 14-r200シリーズ (仕様書)
– https://jp.ext.hp.com/lib/products/portables/personal/spec_pdf/14_r200.pdf

とのこと。
 …?どういうことだ? PC の仕様上、メモリの動作クロックが制限されることはままあるとして、メモリスロットは本体底面の裏蓋をパカっと開ければすぐにアクセスできるんだか。しかも「上記仕様により最大メモリ数は標準搭載のメモリ値としています」?どういうことでしょう?
 やろうと思えばメモリ容量の増量は可能ということ?

 パっとインターネットで検索したところ、当該機で4GBより大きな容量のメモリに交換した事例は見つけられませんでした。
 仕方ないので、もう少し詳しく調べてみることに。

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MSI のオーバークロックツール Afterburner をインストールしても起動しない場合の対処法のひとつ

 グラフィックカードのオーバークロックツールに、MSI社が無償提供している「Afterburner」というものがあります。

MSI AfterburnerMSI Afterburner

 MSI社が提供してくれているツールではありますが、MSI社がリリースしているグラフィックカードでなくても動作する、使い勝手の良いアプリケーションです。
 ダウンロードは以下のMSI社のグローバルサイトからできるようになっております。

https://www.msi.com/page/afterburner – MSI

(「MSI Afterburner」の語で検索をかけて上位に表示される「AfterBurner(アフターバーナー) – MSI」のリンクは執筆時点では切れていました。日本のMSIのWebサイトのトップページが「https://jp.msi.com/」に変わっているので、無理もないですが)

 で、セットアップファイルをダウンロードし、PCへインストールすれば使えるようになるわけなのですが、時にインストールが正常に完了した後にアプリケーションを起動させても以下のようなエラーが表示されて正常に立ち上がってくれないことがあります。

MSI Afterburner does not workMSI Afterburner エラー表示

 「このアプリケーションのサイド バイ サイド構成が正しくないため、アプリケーションを開始できませんでした。詳細については、アプリケーションのイベント ログを参照するか、コマンド ライン ツール sxstrace.exe を使用してください。」…だそうです。

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ASUS ノートPC ZenBook UX21E を Windows 10 へアップグレードした際の「ほかのデバイス」にデバイスドライバを適用する

 「デバイスドライバを当ててみた」シリーズ。
 今回は ASUS のノートPC ZenBook UX21E を Windows 7 から Windows 10 へアップグレードした後の不明なデバイスについて取り上げます。
 デバイスドライバ全般については、「「デバイスドライバ」について」ページでも概説しておりますので、こちらも併せてご参照ください。

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Manli NVIDIA ION プラットフォーム マザーボード 「ML-N-IONITX」 へ Windows 10 をクリーンインストールした際の「ほかのデバイス」にデバイスドライバを適用する

 「デバイスドライバを当ててみた」シリーズ。
 今回は Manli社の NVIDIA ION プラットフォーム マザーボード 「ML-N-IONITX」 搭載PC へ Windows 10 Home (64bit) をクリーンインストールの後、デバイスドライバを適用しました。
 デバイスドライバ全般については、「「デバイスドライバ」について」ページでも概説しておりますので、こちらも併せてご参照ください。

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