4.ショートさせるピンを確認する
画像の下側中央よりやや左側の赤丸部分にある、「クリア CMOS/リカバリー ジャンパー」なるものが今回のお目当てのピンになります。
5.「クリア CMOS/リカバリー ジャンパー」を「メンテナンス位置」に取り付ける
ジャンパピンの「標準位置」では、3つ並んでいるピンのうち、左側のピンと中央のピンとをショートさせるようになっております。この位置にあるピンを抜き取り、右側のピンと中央のピンとをショートさせるように挿しなおします。
6.電源ケーブルを電源ユニットに配線し、電源ボタンを押し、通電させる
ファンが勢いよく回りつづけますので、放置します。
公式文書では、「おおよそ10 ~ 35秒後にシステムの電源が自動的にオフになるのを待ちます」とありましたが、今回試した際には結構待ったものの自動的に電源はオフになりませんでした。「このとき、もし電源がオフにならないような場合には電源ボタンを数秒間長押しして電源をオフにしてください」とも公式文書にありましたので、電源ボタンを押し続けました。
…が、これまた結構長くボタンを押し続けていてもなかなか電源が切れません。いい加減待ちくたびれて「電源ケーブルを引っこ抜こうか」とボタンを押しながら考えていたところ、電源が切れました。
7.「クリア CMOS/リカバリー ジャンパー」を「標準位置」に取り付ける
「メンテナンス位置」に取り付けていたジャンパピンを再び、左側のピント中央のピンとをショートさせる「標準位置」に戻します。
8.ドライブベイを元の位置へ戻す
本記事「3. ドライブベイを上側へ起こす」で立てておいたドライブベイを元に戻します。ベイ転倒防止スタンド(画像の赤□部分)がありますので、これを本体内部側にずらすことでスっとベイが元の位置に戻ります。スタンドが引っかかったままの状態で無理に押し込みますとスタンドが壊れます。
9.分解していたものを元に戻し、配線する
あとは再度PCを組み立て直し、電源ケーブルやらディスプレイやらを配線し、通常起動を試みます。
今回のPCはこれでひとまず画面が出るようになり、Windows セットアップも無事完了しました。
その後、ひとまず BIOS 更新は行っていなくとも症状が出ることはなくなったのですが、とはいえまぁアップデートしておいた方が確実かとは思われます。最新 BIOS は、本記事ですでに何度も記載しておりますLenovo サポート ヒント集「ht081786」リンクより入手可能です。
【2017/12/06:新規投稿】