前回の記事で、ASUS グラフィックボード Strix GTX 980 ti のファンが故障したので、自分で直そう!となったのですが、分解の結果、どうやら軸受けが摩耗しているような感じであったので、軸受けを交換することにしました。
ASUS Strix GTX 980 ti の GPU ファンの軸受け
この軸受けの寸法を測ってみると、「内径2mm」、「外径8mm」、「幅5mm」というものでした。なお、外径はこの軸受けに取り付けられていたファンの軸径の測定値となります。
結構いろいろ探してみたのですが、ないんですね、この規格の軸受けって。
ないなら、作るしかない。
作る、といっても、そんな大それたことをするわけではなく、手に入る製品をカチャカチャ組み合わせるだけなのですが。
まずは、肝心の軸受けから。
今回は玉軸受け(ボールベアリング)を選びました。内径2mm、外径5mm、幅2.5mm のものを2個用意。
2個を直列つなぎ風に組み合わせると、(建前上は)内径2mm、外径5mm、幅5mm。当然、外径が足りません。ということで…
ベアリングスリーブ(外径用)。
内径5mm、外径8mm、幅5mmのものを一つ用意(幅分の画像を撮り損ねました…)。
これと先の2コひと組のボールベアリングとを組み合わせて…
こうだ!
うーん、この時点ですでになんか若干隙間が…。工業製品なので、まぁやむなしか。お客様に納品するものでもないので、このままいくことに。
なお、今回のグラフィックボードは1枚につきファンが3つついているので…
先走っていっぱい作っちゃったけど、問題は、果たしてこれでうまくいくのか。
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こんにちは。
全く同じGPUを所持していて全く同じ症例になっているものです。
自分も過去に独学で最後までバラバラにして金屑と汚れをパーツクリーナーで拭いて新しくグリスを塗って対処していて1か月ほど正常に動いていましたが最近またブレ始めて500rpmほどしか回転しなくなりました・・・。
自分の場合、軸自身はずれたり空転したりはしてないのですがなぜかブレます・・。
おそらくベアリングなのでしょうね泣
もしかしたら貴方が自作していたベアリングが役に立つかもしれません(笑)
これのしっかりした修理はもうジャンク品の全く同じGPUが格安で出回るまで待つか水冷化するほうがいいのかもしれませんね・・・。
記事をご覧いただき、まことにありがとうございます。
これはもう、仲間ですね(笑)
恐らくベアリングそのものの問題であるとお見受けいたします。
当方の作成したベアリングは厳密さにおいてはイマイチであることは記事でも申しているとおりでありますが、それでもなお、標準搭載のベアリングよりはマシであろう、と勝手に思いこんでおります。と申しますのも、現在もこのグラフィックボードは使用中でありますが、ベアリングを交換していないファンの回転がアヤしくなってきているのです。恐らくベアリングの摩耗が進んでいるのでは、とやきもきしております。
もしFalcon0030様がベアリング交換に着手される際には、不調のきたしているファンのみならず、他のすべてのファンのベアリングを交換されることを強く強くお勧めいたします。この標準ベアリング、遅かれ早かれ全滅しそうです。私は今更ながら、作業に取り組んでいるときにサボらず全部のファンのベアリングを交換しておけばよかった、ととても後悔いたしております。再びバラすのもなぁ、腰が重いなぁ、といった具合です。
標準ベアリングがダメという仮定で考えますと、格安ジャンク品に搭載されているファンももしかしたら危ないかもしれません…。結局のところ、ファンに使用されているパーツそのものが良いものにならないと再びファンに不調が出てしまうのも時間の問題かなぁ、ということであります。
となりますと、やはりここは水冷化かっ!?となるのですよね! が、(個人的には)先立つものが…
うーん、戦いは長引きそうですね…。
Falcon0030様のご武運をお祈り致しております!