前ページまでの手順を踏み、システムドライブの直下を確認し、「Recovery」フォルダが見当らない場合、それを手動で作ってあげることにより、システム修復ディスクが作成できない 0x80070057 エラー や、コンピューターの修復が起動できない 0xc000000f エラー が改善するかもしれません。
この「Recovery」フォルダの中身は本来はこんな感じのものです。
なお、この本来の「Recovery」フォルダはシステムにより保護されているので、ただダブルクリックを行ってもアクセスが拒否されてしまいます。この現象を回避するためにはフォルダのアクセス許可設定の変更が必要なのですが、ここでは直接は関係しないため手順は割愛します
さらにこのごちゃごちゃした名前のフォルダの中身はこんな感じです。
この「boot.sdi」と「Winre.wim」がキーとなるファイルたちです
「もし他の Windows 7 PC があるのなら、その PC からこの「Recovery」フォルダを丸ごとコピーすればいいのでは??」とも考えがちですが、それだとうまくいきません。「Recovery」フォルダの下のごちゃごちゃした名前のフォルダ、これもまた重要なのです。このフォルダ名をその PC にフィットするものにしてあげなくてはならないのです。
このフォルダの名前は、「bcdedit」コマンドにより確認可能です。
「『スタート』ボタン」→「アクセサリ」→「コマンド プロンプト」を右クリック→「管理者として実行(A)…」で、コマンド プロンプトを管理者として実行します。「bcdedit」と入力し、【Enter】を押すと、「Windows ブート マネージャー」と「Windows ブート ローダー」というものが出てきます。
「Recovery」フォルダの名前にすべきものはこのうち、「Windows ブート ローダー」の「recoverysequence」欄に表示されている英数字の羅列です。この画像では他にも英数字の羅列が2つあり、パッと見、全く同じもののように思えますが、よーくよーく見ると、ほーんの若干異なっています。ご注意を。
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結局1度windows10にアップデートしちゃったら、Windows7のシステム修復ディスクは作れないってことですかね。
windows10にアップデートしたことが、Windows7のシステム修復ディスクがダウンロードできなくなる原因だと分かりました。ありがとうございます。
ああああ、アップデート前にシステム修復ディスク作成しておけばあぁぁ
(いろいろあってvista時代のwin7中古pcが起動できなくなり、win10にした別のノートpcを7に戻してシステム修復ディスクを作り、それで修復しよう(←グレーゾーン行為)と思い立つも出来ず、死亡。6000円で買ったやつなので良いですけど(安物買いの…))
ちなみに無償アップグレードは実は今日までらしいです。(2018/1/16)
記事をご覧いただき、ありがとうございます。
そうなんです。おっしゃいます通り、現状では結局のところ、一度 Windows 10 にアップグレードしてしまいますと、Windows 7 のシステム修復ディスクが作成できない、ということなのです。せめて「Windows.old」フォルダ内にでも当該ファイルを残しておいてくれればいいものの、と思わずにはおれません。
ちなみに「win10にした別のノートpc」のリカバリディスクなどはお手元にございますでしょうか?機種・添付ディスクの種別にもよりけりではあるのですが、ディスク内に「Winre.wim」の格納されているケースもあったかと、うろ覚えながら記憶いたしておりますので、試しにご確認いただけましたら幸いであります。
Windows 10 の無償アップグレードの実質的な期限が 2018/1/16 までということは、万次郎様の投稿で初めて知りました…勉強不足でした…。
が、しかし。その期限後もなお、Windows 10 へのアップグレードはできてしまうようであります(最終確認日は2018/01/24)。この辺は検証を重ね、追って報告したいと考えております(が、色々バタバタとしており一体いつになることやら…)。
大したお力になれず恐れ入ります。何らかの新情報が得られましたら随時更新していくつもりではありますので、(その頃には既にほかの手を打たれているかもしれませんが…)どうぞよろしくお願い致します。