前回の記事で、ONKYO HDC-1.0 を Ubuntu 化する話を書いたのですが、これはその前日譚のようなものです。
先の記事で記述した通りなのですが、この HDC-1.0 を Ubuntu 化するにあたり、元々の環境はそれとして保管しておきたかったため、内蔵ストレージを空の SSD へと交換しました。これはその時の HDC-1.0 分解の話です。
検索をかけるとぼちぼち分解画像は出てくるのですが、せっかくなのでここにも画像を置いておこうと思います。
今後、インターネットの海に本機の分解画像が出回ることなんてそうそうないだろうし。
この機種、分解するのが少々面倒です。ポンとカバーを外してポンと各パーツにアクセスできるわけではありません。
また、プラスドライバ―の他にソケットレンチも要ります。しかもソケットレンチは太いものだと隙間に入っていかないので、その際には細いソケットレンチを用意するか、ラジオペンチとかで頑張るかになります。今回は太いソケットレンチしかなかったので、ラジオペンチで頑張りました。
ここから分解に入ります。
まず、外側のカバーを取り外します。リアパネルに3か所で留められています。
外側のカバーを外すとこんな感じ。
次に、リアカバーを取り外します。リアカバーについている7つの黒いネジ(2種類)をひたすら外す。ファンのネジ4か所も外す。
リアカバーを外すとこんな感じ。
リアカバーにはサウンドカードの RCA IN が取り付けられているので、この時点でサウンドカードも取り外し、リアカバーと一緒に保管しておくことにしました。なお、RCA IN は黒いネジひとつで留められているだけなので、外そうと思えば難なく外せます。
続けて、光学ドライブを取り外します。サイドが4か所、銀色のネジで留められています。取り外すとこうなる。
搭載光学ドライブは Panasonic UJ-85J-C。ATAPI 接続。スロットインタイプ。
かつて、どうせなら Blu-ray ドライブでも搭載しようかなと思ったこともありますが、ATAPI 接続かつスロットインタイプの Blu-ray スリムドライブがまぁ見当たらないのなんの。
一応、製品としては存在しており、Panasonic UJ-215 等がそれにあたるっぽいのですが、中古ですらなかなか出回らない。今回も記事作成にあたりひととおり中古市場を検索してみましたが、ヒットせず。
ATAPI 接続っぽいくらい昔の、Blu-ray ドライブ搭載ノート PC を分解した方が早いかもしれないが、そこまでするほどのものかなぁと考え、これはいったん保留に。
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