Antec社製のPCケースに「NINE HUNDRED」というものがあります。
このPCケース、HDDをマウントするユニットがフロント部からごっそり取り外しできるタイプなのです。
画像はAntec代理店のリンクスインターナショナルさんよりお借りしました
で、これにどうやってHDDをマウントするかというと、フツーにHDDをスコっと入れて、フツーにネジでクルクル留めるのですが、そのクルクル留めるネジがフツーでないのです。何がフツーでないかというと、その「長さ」です。
画像は同じくリンクスインターナショナルさんより
こんなに長い。
このネジ、保守部材としてリンクスインターナショナルさんのダイレクトショップから購入可能なのですが、4本セットで¥600(税別)ですって(2016/10/29時点)。1本¥150。
ネジ1本¥150…。うーん…。
汎用のネジで何とかならんかな?
ということで、ネジ探しをすることとしました。
そもそも、ここで使われるネジってどんなものなのよ?ということで、色々情報を探していたら、価格.comのNine Hundred Twoのクチコミに情報がありました。やはり同じくネジを探している方が投稿されたクチコミへの回答として、リンクスさんのサポートにお問い合わせされた方の記述内に「6-32UNC インチネジ」とあります。…何コレ?
PCの世界で「ネジ」というと、パっと思い浮かぶのは「インチネジ」と「ミリネジ」。
HDDや電源ユニットをマウントするときは「インチネジ」、光学ドライブやFDD、カードリーダなどをケースにマウントする時には「ミリネジ」、マザーボードを留める時にはネジ受けによってそれらのいずれか、というように、おおよそ何を留めるかによってどちらかのネジを用いるかが決まります。もはやPCの世界には「インチネジ」と「ミリネジ」(と、あとはせいぜい、ケースファンを固定するぶっといネジか)しかない、くらいにこれらのネジが出てきます。
そのため、「インチネジ」といえば、「ミリネジ」ではない方、くらいのものとしか考えていなかったのですが…ちょっと考えれば、そんなわけないですよねー。
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