Windows 7 搭載の TOSHIBA 製 PC dynabook Qosmio T750/T8BJ PT750T8BBFBJ。
HDDを換装し、Windows 7 をクリーンインストールし、各種デバイスドライバを適用させていたら、なぜか「ネットワーク コントローラー」のみが正常にドライバインストールできない事態が発生しました。
この「ネットワーク コントローラー」というのは、ここでは「無線LANアダプタ」のことを指しており、Realtek社製のデバイスが用いられていることは分かっていたため、ドライバの適用を試みるも、うまく当たりません。デバイスマネージャーにて、このデバイスが「Realtek RTL8191SE Wireless LAN 802.11n PCI-E NIC」であることはわかりますが、「このハードウェアのデバイス ドライバーを読み込むことができません。ドライバーが壊れているか、ドライバーがない可能性があります。(コード 39)」となっており、正常に動作していない様子が見て取れます。
このままでは無線LANを使用できないので、何とかドライバを正常にインストールしなくては、ということで、色々試しました。Realtek社のWebサイトから直接ドライバを持ってきたり、Windows Update からのドライバ適用を試したり…。
「もしかしたら Windows を 10 にアップグレードしたらドライバがインストールされるかも…!」と淡い期待を抱きながらここぞとばかりに Windows 10 のアップグレードを試してみるも…インストールが途中(今回は32%)で失敗してしまい、Windows 10へのアップグレードがそもそもできない状態でありました。エラーコードは「C1900101-30018」となっております。
このWindows Update のエラーコード「C1900101-30018」は、Windows のアップグレード失敗時に割とよく出るエラーのようですね。
ショックのあまり、スクリーンショットを撮らずディスプレイをカメラで撮影しているという
結論を先に書きますと、結局、このデバイスではドライバは正常に適用されませんでした。
無線LANアダプタそのものを交換することで、あっさりと改善しました。
その後、Windows 10 のアップグレードも無事完了しました。
…この記事で言いたいことは実はこれで全てではありますが…せっかくたくさんスクリーンショットも撮ったので、おこなったことをつらつらと書いていきます…。
* * *
まずは、正常に当たっていないドライバの削除。
「デバイス マネージャー」で、黄色い三角に黒い「!」マークの当該デバイスをダブルクリックすると、プロパティが開きます。出てきたプロパティの「ドライバー」タブをクリックし、下部にある「削除(U)」ボタンをクリックすると、確認画面が出てきますので、「OK」ボタンをクリック。
すると、「ネットワーク アダプター」の項目から当該デバイスが消えますので、デバイスマネージャーのメニューバーの「操作(A)」→「ハードウェア変更のスキャン(A)」をクリック。すると先ほど削除した無線LANアダプタがPC上で再検索されますが、今回の場合、検索中にフリーズしてしまいました。
やむなく電源ボタンを長押しして強制シャットダウンし、再起動すると…
Windows が自動的にドライバのインストールを試みます。が、これ、いつまでたってもずっとこのままでした。しかも、右上の「×」ボタンを押したり「閉じる(C)」ボタンを押したりしても、全然反応なし。このままではらちが明かないので、タスクマネージャーによってプロセスを強制終了することに。【Ctrl】+【Shift】+【Esc】キー同時押しで タスクマネージャーを起動。
このポップアップの正体は「dinotify.exe」であるので、タスクマネージャーの「プロセス」タブを開き、「dinotify.exe」を選択し、右下の「プロセスの終了(E)」ボタンをクリック。
確認ダイアログが出るので、「プロセスの終了」をクリック。これで「ドライバー ソフトウェアのインストール」は消えます。そのあと、デバイスマネージャーを確認すると…
「このデバイスのドライバーがインストールされていません。(コード 28)」と。まぁそりゃ確かに。
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