DELL サーバ PowerEdge SC1430 を Windows 7 から Windows 10 にアップグレードした時の話

【2016/10/29追記2】
 「よーし、せっかく Windows 7 を再インストールしたんだから、アップグレード失敗の図もばっちり押さえたれ!」ということで、改めて Windows 10 アップグレードを試しました。すると…あれ!?アップグレードできちゃった…
 「デバイスマネージャー」を確認してみると、ATI ES1000のドライバは自動的にアンインストールされたのか、「ディスプレイ アダプター」の欄は「Microsoft 基本ディスプレイ アダプター」に切り替わっています。ATI ES1000のドライバが Windows 10 のアップグレードを妨げていたわけではないのか…じゃぁ、一体何なんだ?
 …と、その当時行ったことをよーく思い出してみると、ひとつ心当たりがありました。
 本機は何度もいう通りあくまで「サーバ」であるので、サウンド機能が搭載されていません。ということで、Windows 7 時代には手持ちのサウンドカードを組み込んで動作させていたのでした。そのサウンドカードは、Creative社の Sound Blaster AUDIGY4 SB0610 。

マルチメディア オーディオ コントローラー
Creative SB Audigy 4 (WDM)
( Model : SB0610 )

PCI\VEN_1102&DEV_0008&SUBSYS_10211102&REV_00
PCI\VEN_1102&DEV_0008&SUBSYS_10211102
PCI\VEN_1102&DEV_0008&CC_040100
PCI\VEN_1102&DEV_0008&CC_0401

PCI\VEN_1102&DEV_0008&SUBSYS_10211102&REV_00\4&1AA14318&0&10F0

 そういや Windows 10 にアップグレード後はこのカード、組み込んでいなかったわ…確か ATI ES1000 のドライバをアンインストールした時、「どうせやるなら最小構成でアップグレードしたれ」ということで、このカードも取り外していたような…もしかして、実はこれが原因か!?
 早速今一度、SB0610 を引っ張りだしてきて、SC1430に組み込み。ドライバ適用。念のため、ATI ES1000のドライバをアンインストール。再起動して起動時に【F8】キーをトントン押して「詳細ブート オプション」を出し、「システム障害時の自動的な再起動を無効にする」を選択。これをしておかないと、ブルースクリーンが出た時に詳細を確認する間もなく再起動がかかってしまって具合が悪いのです。
 ではでは、いざ、Windows 10 アップグレード!

BSoDPAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA

 出たぁぁぁぁーっ!ブルースクリーン!
 「システム障害時の自動的な再起動を無効にする」状態で起動しているので、電源ボタンを押して一旦シャットダウン。再起動させると元の Windows 7 の復元が始まり、それが落ち着いたら…

We Couldn't install Windows 10Windows 10 をインストールできませんでした

お使いの PC は、Windows 10 のインストールを開始する直前の状態に戻りました。
0xC1900101 – 0x30018
SYSPREP 操作中にエラーが発生したため、インストールは FIRST_BOOT フェーズで失敗しました

ですと。「閉じる」を押したら、Windows 7 のデスクトップ画面が表示されました。
 試しにサウンドカードのドライバをアンインストールし、カードはPCIスロットに挿したままの状態でもう一度アップグレードをしてみました。そしたら…おっ、アップグレードできた。ということで、今回のアップグレードを妨げていた原因は、ATI ES1000(のドライバ)ではなく、SB0610(のドライバ)であったわけでした。
 このエラーコード「0xC1900101 – 0x30018」で検索をかけると、結構多くの情報が見受けられます。あんまり詳細に確認はしていないのですが、もしこれでお困りの方がいらっしゃったら、怪しいドライバをいったん削除して Windows 10 化を試みるとイイことが起こるかもしれません(強く推奨はしません。自己責任でお願い致します)。

 いやぁ、あいまいな記憶で勇み足で記事を書いてしまいお恥ずかしい限り。やはり、現象を目の当たりにしながら記録していかないとダメですね。というか、問題の切り分けをする時には一つ一つ変更を加えていくのが大原則であるっていうのに、当初は怪しいものを全て取っ払っていたから原因の追究があいまいになってしまっていたのですね。これまたお恥ずかしい限り。気を付けねば。
【2016/10/29追記2ここまで】

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