DELL サーバ PowerEdge SC1430 を Windows 7 から Windows 10 にアップグレードした時の話

 DELL のサーバに PowerEdge SC1430 に Windows 7 をインストールし、その後 Windows 10にアップグレードしたときの話です。執筆時点(2016/10/26)で、公式には Microsoft による Windows 10 無償アップグレードキャンペーンは終了している(一部例外も有り)上、本機種の発売開始が2006/9/7とのことであるので、色々と今更感のある記事ですが。
 内容としては、うまくアップグレードできなかったけれど、最終的にはアップグレードできたという話です。


 先にも書いたとおり、リリースより10年以上経過しているサーバであり、元々のOSである Windows Server 2003 を今更入れてもなぁ、ということで、デスクトップPCとして運用しよう、ということで、まずは Windows 7 Home Premium をクリーンインストールしました。

 ドライバについては基本的に、Windows 7 に予め格納されているもので事足りたのですが、グラフィックアダプタのドライバは Windows Update 後も適用されませんでした。DELLのPowerEdge SC1430 のオンラインカタログ記載の通り、正体はこれなのですが。

標準 VGA グラフィック アダプター
ATI ES1000

PCI\VEN_1002&DEV_515E&SUBSYS_01B91028&REV_02
PCI\VEN_1002&DEV_515E&SUBSYS_01B91028
PCI\VEN_1002&DEV_515E&CC_030000
PCI\VEN_1002&DEV_515E&CC_0300

PCI\VEN_1002&DEV_515E&SUBSYS_01B91028&REV_02\4&1AA14318&0&48F0

 Windows 7をインストールしたのが結構前であるので、どうやってインストールしたかは忘れてしまいました…。確か.infファイルを指定してインストールしたような…。あるいは、少しだけ .inf ファイルを書き換えたような…。すみません、うろ覚えです。

【2016/10/29追記1】
 うろ覚え状態がどうにも気持ち悪かったため、今一度 Windows 7 をクリーンインストールしなおして、ドライバの適用を試みました。結論としては、.infファイルを指定したり、書き換えたりしなくとも、上記リンク先からダウンロードできる自己解凍ファイルを展開した後に作成されるフォルダ内の「DPInst**」(「**」には、インストールされたWindowsのビット数が入ります。「DPInst32」と「DPInst64」とがありますので、お使いのWindowsに対応した方を実行してください)を実行することで正常にドライバがインストールされました。
【追記1ここまで】

 なんにせよ、Windows 7 をインストールした PowerEdge SC1430 へ ATI ES1000 のドライバの適用はできました。まぁ、ドライバ適用後も Windows エクスペリエンス インデックス の「グラフィックス」項目の値は 1.0 でしたが。OS標準ドライバと変わらず。元々がサーバなだけに、パワフルなグラフィック機能を求められないので致し方なし、といったところです。
(こうなると、「グラフィックカードを挿せばいいじゃん」、となるのですが、これに関してはまた別の機会に記事を起こします)

 この後に Windows 10 アップグレードを実行したのですが、アップグレード途中でブルースクリーン後に強制再起動がかかってしまいます。この段階ではもちろん、アップグレードは終わっておらず Windows 7 のままです。
 うーん、どうしよう…。

* * *

 で、何をしたかというと、先に適用させた ATI ES1000 のドライバをアンインストールしました。そしたら、実にすんなりと Windows 10 にアップグレードされました。ATI ES1000 のドライバがアップグレードを妨げていたようです。

…ここの打消し線の情報は誤りです!詳細は次頁の「追記」をご覧ください

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