Lenovo IdeaCentre 510A が入荷しました。
Windows 11 をクリーンインストールしようとしたところ、なぜかインストーラが起動しませんでした。
はじめはメディアの調子が悪いのかな?と思い、複数あるインストールメディアをすべて試したものの全部ダメ。
UEFI(BIOS) の設定がおかしいのかな、と思い、SecureBoot を切ったりなんだりいろいろ試したものの全部ダメ。
こりゃまずい、もしかしたら USB ポートが悪いのか…と思い、全部のポートにキーボード・マウスのレシーバを接続すると全部 OK。なんだこれ?
困ったぞということで、検索をかけてみることに。
サクっと検索する感じではこれといった情報が得られなかったものの、「Rufus でメディアを作ったらうまくいったよ」という事例を見つけました。
試してみると…おおっ、メディアが認識した!
ポイントは作成したインストールメディアのパーティション構成みたいです。
MediaCreationTool で直に作成したインストールメディアを「ディスクの管理」で確認してみると、パーティション構成が MBR だったのですが、これだと一部機種では起動しないみたいです。で、Rufusでメディアを作成するときにはパーティション構成を選ぶことができて、GPTで作成可能、と。GPT で作成されたインストールメディアだったら認識してくれる、とまぁこんな感じっぽい。
多分他の機種でも有効な場合があると思うので、せっかくなので手順をおさらいしておきます。
今回は Windows 11 のメディアを作成します。
準備するのは以下。
0.作業用PC
1.中のデータが消えてもいい USB メモリ
2.MediaCreationTool (ダウンロードはこちら)
3.Rufus (ダウンロードはこちら)
2のMediaCreationToolについて、Windows 11の場合、ダウンロードは「Windows 11 のインストール メディアを作成する」のところからできるようになっています。
では、いきます。
1. MediaCoreationTool で、Windows の iso 作成
Rufusに読み込ませる&書き込んでもらうためのisoファイルを作成します。
…実のところ、先に示したMediaCreationToolのダウンロードをするリンク先には「x64 デバイス用 Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする」というのもあって、iso ファイルを直にダウンロードすることができます。もちろんこれでもいいです。
iso ファイルをダウンロードした場合はここの手順は丸ごとすっ飛ばせます。
今回はせっかくなので MediaCreationTool を使用した iso ファイルのおさらいをしておこうと思います。
ダウンロードした MediaCreationTool を起動し、「適用される通知とライセンス条項」を「同意する(A)」。
「言語とエディションの選択」で、お好みの選択をし、「次へ(N)」。
「このPCにおすすめのオプションを使う」のチェックを外すと、「言語」はいろいろ選べるようになりますが、「エディション」は Windows 11 のみとなりますので、言語を変更する必要のない場合にはチェックボックスを入れたまま「次へ」で差し支えありません。
「使用するメディアを選んでください」で、「ISO ファイル」ラジオボタンにチェックを入れて、「次へ(N)」。
「パスの選択」ウィンドウが表示されるので、保存先に移動して iso ファイル名(なんでもいい。そのままでもいい)を入れ、「保存(S)」。
今回はデスクトップに「Windows 11 メディア」というフォルダを作ってそこに作成していますが、自分がわかればどこでもいいです。あえて言えば、あとでRufusにドラッグアンドドロップするので、それがしやすければ。
「Windows 11 をダウンロードしています」画面に切り替わるので、完了まで待つ。
「ISO ファイルを DVD にコピーしてください」画面に切り替わったら、「完了(F)」。
これで iso ファイルが作成されました。
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