稲敷市のお客様より、NECノートパソコン2台と外付HDD1台の回収・引取&データ消去を承りました。

当店では、回収・引取時の、専用ツール(ソフトウェア)を用いたデータ消去(論理消去)は無料で行っております。今回も無料データ消去にて承りました。
通常はお預かりパソコンでデータ消去専用ツールを起動させ、そのままデータ消去を行いますが、シルバーのパソコン PC-LL3509D は全く電源が入らず、また、ブラックのパソコン PC-LL870CS は、通常起動はするがキーボードが効かないという症状がありました。
そのため、今回はすべての機器の中から記憶装置(HDD)を取り出し、店頭のデータ取り扱い機器を用いてデータ消去を行うことにしました。
シルバーのパソコン、PC-LL3509Dに搭載されていたHDDは、PATA(IDE)接続のものでした。

ブラックのパソコン、PC-LL870CSに搭載されていたHDDは、SATA接続のものでした。

それぞれ、TOSHIBA MK4025GAS、TOSHIBA MK6476GSXというHDDです。

続けて外付けHDDの分解を行います。ネジ等では固定されておらず、カバーがツメで留められているタイプでした。


分解して出てきたのは、SATA接続HDD、SAMSUNG HD103SIでした。

SATA接続であるTOSHIBA MK6476GSXとSAMSUNG HD103SIは、先ほど記載した通り店頭のデータ取り扱い機器に接続し、無事にデータ消去が完了しました。

IDE HDD TOSHIBA MK4025GASは、いつものデータ取り扱い機器では接続ができないため、別の備品パソコンを用いてデータ消去を行うことにしました。IBM ThinkCentre A50 8320-61Jです。

これにはIDEコネクタが付いているので対応可能なのですが、デスクトップパソコン用とノートパソコン用途でピン数が異なります(それぞれ40ピン、44ピン)。そのため、接続するためには変換ケーブルが必要となります。
この変換ケーブルを探すのに一苦労。どこにしまっていたかを完全に失念しており、店頭やら倉庫やらを必死に探して、やっと出てきてくれました。

これを使うのはいつぶりだろうか。
8320-61Jのふたを開けます。

水色の丸の部分がIDEコネクタです。光学ドライブが接続されています。8320-61J自体のHDDはSATA接続でした。
ちなみにこのIDEコネクタの左隣の電源コネクタの更に左のコネクタ、形はIDEコネクタやフロッピーディスクドライブコネクタに似ていますが、ピン数が30となっています。どうやらこれはPOV3 (Promise of Value)というセキュリティ関連のチップを接続するためのものらしいです。初めて知りました。
話を戻して、早速MK4025GASをつなぎます。

データ消去専用ツールはUSBメモリの中に入っているので、そこから起動させるためにBIOSセットアップユーティリティを少しいじります。

そして、いざデータ消去を行おうとするも…



このようになってしまってデータ消去を行うことができませんでした。
当店のデータ消去は、NIST SP 800-88 Rev.1 というデータ消去のガイドラインをもとにしています。そして、当店の無料データ消去はこの中の「Clear」という水準で行っています。この場合、ここで問題になっているHPA(Host Protected Area;ホスト保護領域)の消去までは求められていません。
そのため今回は、別の方法を用いてデータ消去を行うことにしました。
使用するのは、Linuxのひとつ、KNOPPIX。CDから起動させます。
元々取り付けられている、IDE接続の光学ドライブは使用できないため、USB接続の光学ドライブを接続し、起動させます。

データ消去を行うのみの為、いわゆるマウスで操作するようなデスクトップ環境(GUI)は不要であることから、文字だけの画面(CUI)で起動するようにします。


消去するHDDを特定し、事前にHDDの健康状態をチェックして、見える範囲全てを0(ゼロ)で埋めて、本当に0を書き込めたかをチェックする作業を行います。

無事にデータ消去が完了しました。
正直、HDDを破壊する選択をすればものの30秒もかからずに作業は完了します。とりわけ、2.5インチHDDの場合、データ保存領域のプラッタがガラスでできていることが多いこともあって、十分に強い衝撃を与えると粉々に砕けるため比較的容易に壊すことはできます。
しかし当店では、可能な限りより確実なデータ消去を行う方針を取っています。
ご利用、ありがとうございました。
当店ではパソコン・サーバーなどの回収・引取を無料で承っています。
古くても、壊れていても回収・引取可能です。
詳細は、以下の回収・引取サービスページからご確認いただけます。

お預かり品は全て、原則無料でデータ消去を行うため、安心してお預けいただけます。
必要に応じ、データ消去証明書の発行も可能です。
データ消去の詳細は、以下のデータ消去サービスページからご確認いただけます。

各種ご相談は、お電話・メール・お問い合わせフォーム・LINEにて承っています。
パソコン・サーバー・HDD/SSD等の記憶装置の処分・廃棄でお悩みであったり、処分・廃棄をご検討されている方は、当店へお気軽にご相談ください。


