QNAP NAS ファームウェアリカバリ時の「No space left on device」「Error code: FW006」エラーへのひとつの対処法

【5.Manually Updating Firmware 試行】

 Qfinder Pro からの更新がうまくいっていないようだったため、QNAPedia の「Manually Updating Firmware」を参照して手動でファームウェアを最新版に更新することに。
 NAS に Clonezilla 起動 USB フラッシュ (正確には、最新ファームウェア img ファイルの入っている記憶媒体) を挿入し、SSH で接続。
 更新に先立ち、

[~] # fdisk -l

で接続デバイスの確認。ほらぁ、HDD 認識しているじゃんよぉ。何なんよぉ。
 まぁいいや。とりあえず更新するべ。

[~] # mkdir /mnt/usbc1

 最新ファームウェア img ファイルの入っている記憶媒体をマウントするためのマウントポイントを作成します。
 名前は任意で。今回は対象記憶媒体 (のパーティション) が /dev/sdc1 であったので、「usbc1」としました。

[~] # mount -t vfat /dev/sdc1 /mnt/usbc1

 Clonezilla 起動 USB フラッシュのパーティションは FAT32 で作成されているので、ファイルシステムには vfat を指定してそれをマウントします。

[~] # cd /mnt/usbc1

 マウントした USB フラッシュに移動します。

[~] # ls -lh

 USB フラッシュの中身を確認。ここでは、「os-454-1715.img」が最新ファームウェア img ファイルとなります。
 以下、QNAPedia 記載通り、いつものようにおまじないのごとく無心で打ち込んでいきます。

[~] # mkdir /mnt/HDA_ROOT/update
[~] # rm -rf /mnt/update
[~] # rm -f /tmp/update_process
[~] # cp (ファームウェア名).img (ファームウェア名)-work.img
[~] # ln -sf /mnt/HDA_ROOT/update /mnt/update

 ここまで来たら、

[~] # /etc/init.d/update.sh (ファームウェア名)-work.img

とし、いよいよ最新ファームウェアへのアップデート。

Manually Firmware Update via SSHここまでの段階で、PowerShell 上ではこうなっています。

 いざ、シェル実行。
 …あれ、いつもより早く終わった。

Failed Manually Firmware Update via SSH

 失敗している!

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