こんな症状、ありませんか? - あなたのPC・データが危ないかも!?

最近、動作がやたら遅い

 PCの動作が遅くなるにはいくつかの理由が考えられます。 (「(元々)遅い」場合にはまた別の原因が考えられます)

非常に多くのプログラムが起動している
 PCのシステム内部では、「データの保管場所」と「データの処理スペース」が分かれています。 前者の役目は「HDD」や「SSD」など、後者の役目は主に「RAM(メインメモリ)」が担います。
 「【本棚】にしまわれている【本】を【机】に持ってきて、勉強・仕事をする」ように、 「【HDD(SSD)】に保存されている【データ】を【RAM】に読み込んで、処理する」のです。
 PCを動かすOSや、文書作成・音楽再生・インターネット閲覧等のプログラムも、 動作するにあたり、RAMに読み込まれます。
 そして、プログラムには「使用するにあたって自分の意思で起動させてるもの」と、 「意識して起動させてはいないが、(必要・不要に関わらず)自動的に動作しているもの」とがあります。 PCを長く利用していますと、この「自動的に動作している」プログラムが増えがちです  (PC画面右下部分に小さな様々なマーク、「アイコン」が多いほどこの傾向にあります)。
 「ごちゃごちゃした机」だと「すっきりした机」よりも作業効率が下がってしまうのと同様、 動作しているプログラムが非常に多い状態であると、すなわち、 RAMに多くのデータが読み込まれている状態であると、PCの動作が不安定になりがちです。
 このような状態が直ちに・確実に故障につながるわけではありませんが、 不調の引き金になることはあります。 今動作しているプログラムが本当に必要なものか否かを見直すことで、 PCの動作がより安定したものとなるかもしれません。  「どれが必要でどれが不要かよくわからない」という場合には、 専門店へご相談なさることをおすすめ致します。
PC内部のHDDの空き容量が残りわずかになってきた
 PCはHDDなどの記憶媒体にデータを記録していますが、 その記憶媒体の空き容量が少なくなってくると、ひとまとまりのデータを「無理やり」 空いているスペースへバラバラに保存するようになります。
 PC上の扱いは一つのデータであっても、実際に保存されている場所はバラバラ、といった事態に陥るのです。 そのため、PCがそのデータを使うときには、バラバラに保存されたデータを「かき集める」 ように探しながら読み込む必要があるため、PCの動きが遅くなってしまうことがあります。
 当然、部品も必要以上に動作する必要が出てくるため、負担が大きくなり、 結果として部品の故障のリスクが高まってしまいます。
ウイルスに感染している
 PCがコンピュータウイルスに感染してしまっていると、 ユーザーの意識していないところでPCの性能を横取りされてしまうため、 動作が遅くなることがあります。
 システム・データ破損や個人情報漏えいのリスクもあり、非常に危険な状態です。
PC内部の部品が故障してしまっている
 データ保管庫であるHDD・SSDやデータ処理スペースであるRAMが故障していることにより、 PCの動作が遅くなることがあります。
 放置しておくと手遅れとなり、データの救出に支障の出ることもありますので、 なるべく早めに専門店にかかることをおすすめ致します。
 機械に不調箇所があるか否かの判断がつかないことも多々あるかと思われますので、 少しでもご不安に感じましたらご相談下さい。

PC内部から変な音がする

 定期的・不定期的に「カチッ、カチッ、カチッ」「キュルキュル」などといった音が聞こえたら、 なるべく早めに専門店へご相談下さい。 データ貯蔵庫であるHDDが弱っているために出ている異音である可能性があります。
 ただし、HDDによってはメーカーや製造時期、型によっては、「キュイーン、カラカラッ」とか、 「カラカラカラッ」とかいった音がよく出ることもあり、 「HDDから音がよく聞こえる」イコール「HDDが故障している」と言い切れるものでもありません。 その音が正常動作の範囲内であるか否か、専門店の判断を仰ぐことをおすすめ致します。

勝手にPCが再起動する/電源が切れる

 PC内部のプログラムまたは部品に異常をきたしている可能性があります。 または、ホコリ等が原因で排熱効率が下がり、熱暴走を引き起こしている恐れもあります。

プログラムに異常が発生している
 新しいソフトウェアを導入したり、Windowsなどのオペレーティングシステム(=OS)の更新を行ったり、 PC内部の各部品を動作させる「デバイスドライバ」の更新を行ったりすることによって、 これまで正常に動作していたPCが動作不良を起こすことがあります。

 ソフトウェアについては、通常、OSごとに最適化されて設計されておりますので、 導入時点で不調をきたしている場合には、「適合しないOSに無理やりソフトウェアを導入した」、 「すでに導入されていた他のソフトウェアと何らかの競合を起こしている」、 「導入されている部品(か、それを動作させるデバイスドライバ)と何らかの競合を起こしている」 などといったことが原因として考えられます。

 OSやデバイスドライバの更新については、本来ならばそれらの更新は、 より安全に・より快適に使用するために提供されるものであるため、推奨されるものであることが多いのですが、 ごくまれに、更新用として新規に提供されたプログラムが意図しない動作を引き起こし、 結果としてPCの動作不良を導いてしまうこともあります。
 多くの場合、問題のある更新プログラムについては早ければその日のうちに、 あるいは数日中に何らかの対策がなされますが、一旦導入されてしまったプログラムについては、 手動で削除を行い、改めて適切なプログラムを適用するか、あるいは、 あえて適用を控える措置が必要となります。
 また、問題が明るみに出た後もしばらくの間、改善がなされないこともままあります。 それにもかかわらず、相も変わらず更新プログラムとしてさりげなく提供されている場合もありますので、 Windows Updateなどの更新を行う時には要注意です。

 また、デバイスドライバには「ベータ版」と呼ばれるものも数多くあり、 これについては「最新である」というよりむしろ、「開発途中のものである」といった意味合いが強いものとなります。 ほとんどの場合、一般ユーザの方々を対象としたものではなく、上級者向けに提供されているものとなります。
現在開発中・テスト中ということもあり、新しい版数となっていることも多いのですが、 これについては「何でもかんでも新しければよいものでもない」といえるでしょう。
熱暴走の可能性
 PC内部には熱を発する部品が数多くあります。
 特に高熱を発する部品には、熱を拡散させる「ヒートシンク」が取り付けられ、 さらには「ファン」も取り付けられていることがあります。CPUクーラーなどがこれにあたります。
 ヒートシンクは廃熱効率を向上させるため、何枚もの羽根状となっているものが多いのですが、 この羽根部分にホコリがびっしりと詰まっていることがあります。 こうなってしまいますと、いくらファンが回転していようが廃熱はほとんど期待できません。 冷やすための部品に風が当たらないので当然ですね。
 PCは構造上、オーバーヒートを防ぐために主要部品がある一定温度に達すると、 自動的に電源が切れたり再起動を行ったりするようになっております。 廃熱効率が下がっていると、このリミットに到達してしまい、電源が切れてしまうことがあります。
 いうまでもなく、ホコリの除去が欠かせません。

 …以上、いずれの場合もこのままではPCが起動不能となることもありますので、早めに専門店へご相談ください。

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